バレンタインデーや節分といったイベントがあって影に隠れがちですが、
2月はうるう年が4年に1度やってくる月でもあります。
カレンダーを見るたびに「今年はうるう年だったかな?」とふと思い返す人も多いのでは?
私自身もうるう年の意味自体そんなに知らないまま今まで生きてきました。
なぜうるう年というのが存在するのか?
2月は何故、ほかの月よりも少しだけ短いのか?
そんな不思議なうるう年について記事にしました。
2月特有のうるう年。なぜ存在する?
いきなりですが、うるう年は漢字で「閏年」と書きます。
それに対してうるう年ではない年は「平年」と書きます。
この「閏」という漢字の意味を調べると、
”本来あるものの他にあるもの、余分なもの”という意味があります。
ですので、2月29日は普段無いものであるから、うるう年と名付けられていると言えます。
では、”余分なもの”であるうるう年を何故設ける必要があるのでしょうか?
考えていきましょう。
皆さんご存知の通り1日は24時間、1年は365日と定められています。
これは天文学的な視点から決められています。
1日(24時間):地球そのものが1回自転するのにかかる時間
1年:(365日):地球が太陽の周りを1周する(公転)のにかかる時間
自転、公転といえば中学生の理科で習った記憶がありますね。
地球と太陽の位置関係が、これが今まで継続してきた1日、1年の数え方のルーツです。
ですが実際は、24時間、365日ぴったりに地球は動いているわけではありません。
自転は約23時間56分、公転は365日5時間50分ですから少しずつズレています。
そのズレたまま日にちや年月を数えてしまうと、1年で約6時間ずつズレていますから
4年で約1日ズレることになるんですね。それを重ねていくと・・・
・4年で1日
・10年で2.5日
・100年で25日(約1ヶ月)
・1000年で250日(約2世紀半)
ここまでズレると季節など世界もかなりズレることになりますね。
これからも年月日を数えていくことは永遠と続いていくので
4年に1日のズレとは言えどほったらかすわけにはいかない。
このズレを防ぐためにうるう年が設けられているというのが理由です。
うるう年っていつ訪れる?規則性はある?
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地球と太陽の位置関係からうるう年が存在することがわかりました。
それではいつがうるう年になるのでしょうか?
その規則性を調べていきましょう。
4年に1度と思われているうるう年ですが、実はそう単純ではないのです。
うるう年をいつにするかを決める「法律」が存在しており、
日本での法律は明治31年に施行された「閏(うるう)年ニ関スル件」というもので、
4で割り切れる年っていうのは大体の目安です。
次に、うるう年かどうかを確認する基本的なパターンを次に紹介していきます。
1)西暦が4で割り切れる → 2)へ。割り切れない場合はうるう年ではない。
2)西暦が100で割り切れる → 3)へ。割り切れない場合はうるう年となる。
3)西暦が400で割り切れる → 割り切れた場合うるう年となる。割り切れない場合うるう年ではない
いかがでしょう?文字にするとかなりわかりづらいですよね。
私も整理のためにパターンをチャートにしてみました。
今年がうるう年かどうか、カレンダーで2月を調べれば済む話なのですが
手元にカレンダーがない日もあります。
そんなときに上のチャートを思い出せば自分でも確認できますね。
余談ですが4年ごとに実施される「夏季オリンピック」も4で割り切れる年ですから、
うるう年は「オリンピック・イヤー」とも言われています。
東京オリンピックが開催される2020年は、うるう年ですね!
うるう年にまつわる日本でのイベント
ほぼ4年に1度訪れるうるう年。
学校や会社の通学・通勤日が増えてあまり嬉しくないかもしれませんが、
日本では特別なイベントなどはあるのでしょうか?
4年に一度ですから
夏季オリンピックのようなとても有名で規模も大きいイベントでないと
だんだん廃れていきますよね。
調べましたが、4年に1度しか無いせいか、
日本で特有のイベント・お祭りはあまり見つけることができませんでした・・・。
ただ、記念日というのは存在していましたので紹介しますね。
1:にんにくの日(2月29日)
2月29日の語呂合わせが由来です。にんにくにまつわるイベントも開催され、
生産量の多い香川県では「ガーリックフェスティバル」というものがあるそうですよ。
にんにくは栄養が満点で癌予防にもなると言われています。
この日になるとたいていのスーパーでは
にんにくがセールで安く買い求めることができますから、
にんにくを使った料理を食べる日に決めてもいいですね。
ペペロンチーノや餃子などを思う存分食べてみてもいいのでは?
2:富士急の日(2月29日)
こちらも語呂合わせですね。富士急行株式会社が制定しました。
この会社が運営しているテーマパーク「富士急ハイランド」では
様々なイベントが催されています。
2016年のうるう年では富士急ハイランドの入場料¥1400が無料になって
当日のフリーパス料金だけで楽しめるイベントが開催されました。
日本でもトップクラスの絶叫マシンが揃う富士急ハイランドですから
これはめちゃめちゃお得ですよね。
来園者全員で参加できるイベント「229個の宝探し」も行われました。
これは、園内に隠された229個の豪華賞品(現金22万9000円等)を探すイベントで、
来場客は大盛り上がりだったそうです。
いかがでしょうか?ほぼ4年に1度訪れるうるう年。
普段は全然意識しない人が多いでしょうけど、
お得なイベントも調べたら結構あるので、
ぜひ皆さんチェックしてみてくださいね。