2月の行事って、世間ではバレンタインが主流となっているのが現実ですよね。
ただ、日本古来(?)の行事といえばやっぱり「節分」だと思います。
この節分ですけれども、由来とか、地域で何をしているのか?とか
結構ローカルルールがあって興味深いです。
やっぱり日本人として、風習のことも少しはわかっておきたいし(笑)
最近では恵方巻きという風習も広まってきているので、
今年は節分を迎える前に少し勉強しようと思いました。
皆さんの中にもよくわからない人がいたら
この記事を読んでもらって表面的な所だけでも
わかってもらえたら嬉しいですね。
節分の由来は?結局何をするイベントなの?
もう・・・少し調べただけでいかに私が何も知らないかが
浮き彫りになってきました。
節分って1年で一回だけと思いきや4回もあるんですね・・・!
節分の意味ですが「季節を分ける」という意味が含まれているそうです。
日本には四季・春夏秋冬がありますから、
それらの区切り、特に季節の始まり(立春・立夏・立秋・立冬の前日)が
それにあたります。
現在では2月が節分として一般的に認識されており、
各地域で行われることも異なります。
節分で行われることを紹介していきます。
豆まきをする
これは有名でしょう。
「鬼は外、福は内」と声を出しながら豆をまく子どもたちを
よくテレビで見ますよね。
この風習はもともと中国のもので、それが日本に伝わったと言われています。
季節の変わり目には鬼が出てくるという考えがあって、
それを追い払うために豆をまいた、というのが始まりです。
日本に伝わり始めた頃、文武天皇時代の706年に宮中で
この豆まきが行われたのが始まりと言われてますから、
結構歴史がありますね。
豆を食べる
これ、私が子供の頃やってました!
自分の年齢(数え年)の数だけ、豆を食べるというもの。
この理由は、
豆を食べることでその年の厄を払って
病気にならなくなることから来ています。
豆まきは結構部屋の片付けとか面倒だし・・・
という人たちにとってはコチラのほうが
やりやすいんじゃないでしょうか?
恵方巻きを食べる
私は恵方巻きって何?っと思ってました(笑)
これって節分の風習だったんですね。
でも最近は全国的にも有名になってきましたよね。
太巻き(巻き寿司)を
演技のいい方角(恵方)に体を向けて丸かぶりという大胆な食べ方をします。
食べている間は、無病息災を願って無言で丸ごと一本食べきります。
最近広まってきた「恵方巻き」、なぜ広まった?
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先程も触れましたが、
恵方巻きは、節分の日に恵方(縁起の良い方角)を向いて
無言で食べる巻き寿司のことです。
関西圏の特に大阪が発症と言われていますが、
いくつか諸説はあれど明確な由来はないのだとか。
まあ、諸説なんで皆さん信じたいものを選べが良いんじゃないでしょうか?
その一つを紹介しましょう。
幕末から明治時代初頭に、
大阪・船場で商売繁盛、無病息災、家内円満を願ったのが始まり。
一説には若い女性の好きな人と一緒になりたいという願望から広く普及した。
Wikipedia:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%81%B5%E6%96%B9%E5%B7%BB#%E8%B5%B7%E6%BA%90%E3%83%BB%E7%99%BA%E7%A5%A5
そもそも、この恵方巻きが全国的に有名になったのはめちゃめちゃ最近で
1998年(平成10年)にセブンイレブンが恵方巻きの風習を調査し、
販売戦略として巻き寿司を全国発売したことがきっかけです。
豆まきの歴史からすればかなり浅いですよね。
それでは重要な要素である”恵方(縁起の良い方角)”はどうやって決まるのでしょう?
恵方巻の恵方の決め方が結構複雑だった!
節分の風習は中国から伝わったと触れました。
恵方巻きの恵方もその文化が影響しているのでしょうか、
陰陽道で方角が決められています。
少し複雑ですが、頑張って調べてみました。
(ココだけの話、理解するのに結構苦労しました笑)
恵方には4つの方向があるそうですよ!
時計の針を方角に見立てて、北を12時とすると、
2時30分の方角を甲(きのえ)の方角と言い、方角は東北東微東
8時30分の方角を庚(かのえ)の方角と言い、方角は西南西微西
5時30分の方角を丙(ひのえ)の方角と言い、方角は南南東微南
11時30分の方角を壬(みずのえ)の方角と言い、方角は北北西微北
この4つの方角が恵方なんですね。
1年毎に4つの方角がグルグルと変わっていくとイメージすればいいかなと。
じゃあ、その”グルグル”はどう決まるの?ですがこれにも法則があります。
グルグルの法則(勝手に何言ってんだ笑)は
西暦の下一桁の数字によって方角が決まってくる、というものです。
下一桁が4の年と9の年:甲
下一桁が5の年と0の年:庚
下一桁が6の年と1の年、加えて8の年と3の年:丙
下一桁が7の年と2の年:壬
がそれぞれの恵方になるという法則ですね。
・・・むっず!覚えられんわ!
とにかく整理のために表にしておきます(笑)
下一桁:4,9 | 甲(き) | 東北東微東(75度) |
下一桁:5,0 | 庚(か) | 西南西微西(255度) |
下一桁:6,1,8,3 | 丙(ひ) | 南南東微南 (165度) |
下一桁:7,2 | 壬(み) | 北北西微北(345度) |
2017年なら、西南西微西、
2018年なら、南南東微南、
2019年なら、東北東微東 と続いていきますね。
いかかでしょうか?
普段何気なく過ぎていく風習に目を当てると、結構深い内容だったりします。
表面的ではありますが詳しく学ぶことができたので、
今年の節分はちょっとだけ気持ちも変わりそうです。
皆さんの無病息災を祈りつつ、恵方巻きを食べようと思います。
皆さんも、それぞれの節分をどうぞお楽しみ下さいね。