最近は朝晩も涼しくなり、過ごしやすくなりました。
9月も中盤に差し掛かると暑さもかなり和らいでますね。
これでやっと7月、8月の酷暑からは開放されそうです!
さて、そんな9月の祝日には「秋分の日」があります。
秋真っ只中の祝日ですが、一体どんな意味があるのでしょうか?
秋分の日にやるべきことなど、これを機に勉強していきましょう。
秋分の日の由来や決め方は?
秋分の意味
9月になると、夏の暑さもだんだんと和らいでいき、
過ごしやすい季節になってきますよね。
そんな中、9月の22日、もしくは23日は「秋分の日」として日本国憲法の祝日法で定められています。
それでは、この秋分の日を学んでいく上で避けることができない、
「秋分(しゅうぶん)」とは一体何なのでしょうか?
同じような祝日に春分の日もありますが、この秋分と春分、
天文学的に言うと昼と夜の時間がおなじになる日を指しています。
1年間は365日ですが、これは太陽の周りを地球が回る期間として知られてますよね。
しかしながら太陽の周りを地球が回る期間は”ちょうど365日ピッタリ”ではなく、
1年に約6時間ほどずれています。
そのため、昼と夜の時間が同じになる日も1年毎に異なるため、
「秋分の日」は日付で定めることができません。
1年毎に日付を確認する必要があるのです。
ちなみにですが、2018年の秋分の日は9月23日(日)。
なんと、仕方ないとはいえ日曜日となってしまいました。
まぁ振替休日があるから月曜日も祝日なんですけどね(笑)
秋分の日の由来
秋分が昼と夜が同じになる日であることはわかりました。
それではなぜ、秋分は祝日となったのでしょう?
秋分の日が正式に祝日となったのは1948年にまでさかのぼります。
戦後直後という日本にとっては貧しい時期を迎えていた頃です。
その頃に公布・施行された「国民の祝日に関する法律(祝日法)」によって「秋分の日」は制定されました。
その意味は「祖先を敬い、亡くなった方を偲ぶ」日とされています。
どうやら、戦争で犠牲となった方々を偲ぶ、という意味も込められていたようですね。
秋分の日はお彼岸!やるべきことは?
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秋分の日は昼と夜が同じになる日であり、9月22日もしくは23日であることがわかりました。
この秋分の日を真ん中として前後3日間(計7日間)を秋彼岸と言います。
春にある春分も同じようにお彼岸の期間があり、秋彼岸と区別するために春彼岸と言われます。
先程、「秋分の日」の意味は「祖先を敬い、亡くなった方を偲ぶ」日であることは確認しましたよね。
お彼岸の期間は仏教の考え方から、ご先祖様を偲ぶ文化となっています。
秋彼岸のど真ん中に当たる「秋分の日」ももれなくこの文化に該当するため、
やるべきこととして挙げられるのは、ご先祖さまの墓参りが主流です。
普段はお墓参りに行けない方が多いかもしれませんが、
秋分の日は3連休になることが多く、遠出もしやすいではないでしょうか?
あまりご先祖様に顔を出せていたい方も、
是非秋分の日はお墓参りに足を運んでみてはいかがでしょうか?
きっと喜んでくれますよ!
秋分の日の食べ物(供え物)
秋分の日は「ご先祖様を敬い、亡くなった方を偲ぶ」文化であると学びました。
それでは秋分の日になると、特別に食する食べ物などはあるのでしょうか?
お彼岸、特に秋彼岸のお墓参り際に持参する供え物といえば、「おはぎ」です。
秋は萩の花がきれいに咲く季節であるため、おはぎと名付けられました。
皆さんご存知の通り、おはぎはもち米にあんこを包んだ甘い和菓子ですが、
採れたての旬の小豆が使えるので、皮ごと使えるつぶあんがおはぎには使われます。
おはぎに使われる小豆は色が赤いですよね。
この赤色は昔から魔除けとして邪気を払う効果があるとされており、
お供え物としてもってこいだったのです。
お供え物として秋彼岸の期間中にご先祖様におはぎを供え、
感謝の気持ちを伝えることが「秋分の日」の最もオーソドックスな過ごし方と言えるでしょう。
ご先祖様に気持ちを伝えた後は、できるだけお彼岸の期間中におはぎを食べましょう。
魔除けとしての効果も期待できますし、
何よりご先祖様が守ってくれることもあるかもしれませんよ?
まとめ
いかがでしょうか?
今回は9月の祝日「秋分の日」について記事にしました。
秋分の日ではご先祖様に感謝し、偲ぶことが何よりの目的です。
祝日はゆっくりしたい方も多いかもしれません。
そこを是非、家族でお墓参りに出かけるなどして
有意義な秋分の日を過ごされてみてはいかがでしょうか?