大人気バラエティ番組の「めちゃ✕2イケてるっ!」がついに2018年3月に終了します。
いままで視聴率の低迷が原因で、終わる終わると言われていましたが、
今回はどうやら本当に終わるようで、大きくニュースでも取り上げられました。

 

1996年にスタートしたこの番組は、色々と物議を醸し出してきたものの
お茶の間に笑いを届けてきたのは間違いありません。
私もテレビの前で爆笑した一人ですので、
番組が終わってしまうのは残念でなりません。

 

今回は今まで元気にしてくれた、めちゃイケへの感謝の気持ちを込めて
昔のコーナにも触れていこうと思います。

21年の歴史に幕!全盛期は文字通りのお化け番組だった。

めちゃイケ 新メンバー 全員

めちゃイケが始まったのは1996年10月でした。
前番組の深夜バラエティ番組「とぶくすり」のメンバーが、
土曜日の夜八時に進出する形で始まりました。

 

メンバーであるナインティナインやよゐこ、極楽とんぼや光浦靖子さんも
当たり前ですがめちゃめちゃ若かったです。
20代で体力も有り余っていたのか、体を張った企画が多かったのが印象です。
一部ですが、過去コーナーを振り返ってみましょう。

「THE STAMP SHOW!!」

サイコロを降って、出た目の人にハリセンを叩いてくゲーム。

「七人のしりとり侍」「単位上等!爆走数取団」「めちゃギントン→めちゃギントン2」

いわゆる頭の体操を兼ねたリズムゲーム。ゲストも豪華でした。

「やべっち寿司」

ナイナイの矢部浩之さんが店主で、創作寿司をゲストに提供しながらのトーク。

「クイズ濱口優」

よゐこの濱口優さんが芝居をし、「このあと濱口は何をするでしょうか?」と解答者に出題。
一番面白い答えが正解となり、解答内容は無理難題であっても、濱口さんは正解の通りに演じる。

「恋のかま騒ぎ」

メンバーやゲストが女装して、自身のプライベートを暴露されるコーナー。

「シンクロナイズドテイスティング」

料理を一口だけ食べて、料理名をグループで当てるゲーム。外したら氷水に落ちる罰ゲーム付き。

 

どうでしょうか?メイン所のコーナーを少し振り返ってみました。
バラエティ番組らしく、体を張ったコーナーが多かったですね。
トークコーナーもメンバーのプライベートに突っ込んだ内容で
めちゃめちゃ面白かったことを覚えています。

 

瞬く間にフジテレビの看板番組となっためちゃイケは視聴率も全盛期の頃はものすごく、
2004年の「8周年感謝スペシャル」では驚異の視聴率「33.2%」を記録しました。
33.2%ですよ?紅白歌合戦ともいい勝負できるじゃないですか。
それだけ、全盛期はお化け番組として大人気だったということです。

 

終了は視聴率低迷が原因?フジテレビが抱える問題とは?

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始まりがあれば、終わりがある。物事には当たり前のことです。
何十年もずぅーっと視聴率が高いままでいる番組はないでしょう。
めちゃイケもその一つなんじゃないでしょうか?

 

かつては人気番組としてトップを走っていためちゃイケも
最近の視聴率は1桁台に低迷することが多くなりました。
それだけではありません。めちゃイケを放送しているフジテレビ自体が
どんな番組を放送しても視聴率が取れないという危機に直面しています。

 

「コンテンツが面白くない」

 

この言葉を皆さんも聞いたことがあるんじゃないでしょうか?
フジテレビは出演者の事情もあるにせよ、
今まで続きてきた長寿番組を終了させる流れにあります。
「笑っていいとも」然り、「SMAP✕SMAP」然り。

 

ですが、
その後の番組で視聴率が高い番組を制作できたかというと、そうではないらしいです。
結局コンテンツが面白くない、というのが視聴者の評価でしょう。

 

フジテレビの月9ドラマ、長年続いていたバラエティ番組等が奮わない、新番組も低迷気味。
今のフジテレビの状況は良いとはいえないでしょう。
なぜこのような状況になってしまったんでしょうか?

 

 

「フジの今の社員の印象は、とりあえず“いい人”が多いんですよね。付き合ってみると、物腰もやわらかく憎めない。みんな“おぼっちゃま”で争うことはないんです。よって芸能事務所などからの猛プッシュには簡単に言うことを聞いてしまう。この時点で企画はむちゃくちゃになる」

 また、そんな“おぼっちゃま”たちの会議は独特だという。

 「まず会議に目的がない。目的がないので異常に長い会議になる。昔のテレビ局の会議では多かったパターンですが、こんな状態の会議をやってるのは、今ではフジだけですね。さらに最悪なのが結局、案が浮かばないので、“○○局の○○みたいな番組で”と信じられない着地点で終わる。消極的です」

 exciteニュース:http://www.excite.co.jp/News/entertainment_g/20170322/Real_Live_32833.html

 

なるほど、挑戦的な番組制作ではなく、他局の番組を模倣しましょう、という動きですか。
確かにそれでは可もなく不可もない、ありきたりな番組ばかりができて当然でしょうね。
上記の会議中に、視聴者が何を求めているか?というのが議題に挙がらない時点で、
面白いコンテンツは生まれてこないでしょう。

 

極楽とんぼ山本圭一の出演予定は?最終回は豪華ゲスト出演か?

極楽とんぼ 山本圭一

 

フジテレビの低迷はともかく、
めちゃイケが終了するのは紛れもない事実となってしまいました。
これは残念ですが、仕方ありません。

 

変えられない事実なら、せめてフィナーレは良いもので飾って欲しいですね。
終わりよければ全て良し、といいますし。
最終回までは、過去のコーナーを振り返るだけの焼きまわしみたいな番組ではなく、
最後だから爪痕を残していく!ぐらいの挑戦的な企画とかしてほしいものです。

 

そして最終回はゲストも呼びつつ、
脱退したメンバーも再結集して有終の美を飾って欲しい。
確かに極楽とんぼ山本圭一さんは世間一般的には批判されて当然ですが、
最後ぐらいはメンバーそろってお疲れ様でしたってやってほしい。
それこそ21年も続いた長寿番組なんですから。
(もちろん、三中元克さんも呼んであげてください笑)

 

いかかでしょうか?
めちゃイケにかぎらず、他の番組もどんどん終了する流れにあるのは
寂しいような、仕方のないような複雑な気持ちです。
私はテレビが好きだし、元気をもらえるものだと今でも思っているので、
今まで人気があって終了してしまう番組は、それこそ有終の美を飾ってもらって、
新しく始まる番組はそれよりも一層楽しい番組になっていけばいいな、と思います。
テレビの可能性はまだまだ捨てたものじゃない、そう信じています。