スポーツは、
正々堂々とパフォーマンスをすることで、
観客の感動を呼び、
それ自体が価値のあるものというのが大前提です。

 

オリンピックや世界大会も、
スポーツの世界には
政治的なモノを持ち込まないのがルールですし、
単純に競う合う姿には私達に感動を与えてきました。

 

そんな中で、
数あるスポーツに関係する様々な協会や組織で、
不正が行われていたらどうでしょう?

 

そんなことになれば、私達にとっても、
それはとても悲しいものがありますよね。

 

今回、
またまたレスリング協会にて
不正が発覚したようですが、
一体どうなっているんでしょうか?
見ていきましょう。

そもそもレスリング協会とは?

レスリング協会

レスリング協会ですが正式名称は
「公益財団法人日本レスリング協会」といい、
日本国内のレスリングに関する全ての事柄を統括し、
代表する国内競技連盟です。

 

Japan Wrestling Federation、略称をJWFとし、
世界レスリング協会へも所属しています。

 

公式サイトでは、
国内で行われる試合のスケジュールや、
日本代表のメンバー、および世界大会の情報などが、
掲載されています。

 

また、2003年からは、
会長を福田富昭さんが務めており、
この富田さんは1965年の世界選手権で金メダルを獲得しており、
レスリングで功績を残した人物として、
人選されています。

レスリング協会にて発覚した今回の不正

裏金

さて、
このレスリング協会ですが、
以前から様々な問題に直面してきました。

 

皆さんも、記憶に新しいのではないでしょうか?
オリンピックで4連覇し、
東京オリンピックも目指していた伊調馨選手に対して、
当時の監督である栄和人さんがパワハラ行為を行った問題。

 

本件はお互いがお互いの言い分をぶつけ合い、
埒が明かなかったため、
第三者委員会が設置され、
栄和人さんのパワハラの事実が認定される形となりました。

 

これを機にレスリング協会に対するイメージはダウンし、
それでも東京オリンピックに向けて再出発、
という矢先でまたまた発覚したわけです。不正が・・・。

 

どうやら、
「専任コーチ」に支払われた補助金や競技団体負担金が、
コーチ達に無理やり協会へ寄付させていたことが発覚。

 

正規の会計とは別の口座を用意し、
そちらで金銭を管理していた
模様です。
使用用途として、会食代や記念品購入に充てられたとのこと。

過去の出来事のため、闇に葬られウヤムヤの可能性も

2012年までは、
謝金を競技団体へ戻す(=還流行為)は
禁止されていなかったようです。

 

しかし、結果としてコーチ達にお金が渡らないのは問題だとし、
当時、そういう行為を行っていた12団体への対応として、
文部科学省がJOCに補助金返還を求める騒動が起きています。

 

その際、レスリング協会としては、
アンケート記入の際に
コーチ達のお金が協会に還流していることを
記載していなかった(=隠した?)ため、
発覚が免れていた可能性があるとのこと。

 

レスリング協会側の言い分としては、
2013年以降はコーチ達から
お金を徴収していないとコメント。
さらには「あくまでも任意で集めたお金」とし、
「当時であれば許される範囲だと思う」と
話しています。

 

しかし、コーチ側は、
「(協会側に)『ルールだからお金を戻せ』と、
言われており立場上、断れなかった。
使途を聞いてもはぐらかされた。」
と話されています。

 

この言い分はおそらく平行線となるので、
今後、第三者委員会が発足し、
事実の確認のため活動していくことになるでしょう。

 

ただ、コーチ達に支払われる補助金などは、
元々我々の税金によって賄われているもの。
協会側のこういった使い方が事実なのであれば、
国民からのバッシングを受けても致し方ないでしょう。

レスリング協会に対するSNSでの反応

レスリング協会

これだけ不正が重なれば、
我々一般人からの目線も
さぞ厳しいものになっているでしょう。

 

厳しい声の一部を少し覗いてみましょう。

 

やはり、
厳しく批判する声や、
呆れているコメントが多く、
レスリングそのものの
イメージダウンにも繋がってしまいそうですね。

まとめ

いかがでしたか?

 

スポーツの世界は、
清廉潔白であってほしいもの。

 

以前のパワハラ問題を受けて、
協会の体制も少しずつ改善してきたかと思いましたが、
今回の発覚を見るに、まだまだ道半ばという感じですか。

 

もしくは、
既存の考え方を一度見直すべく、
協会の解体や、メンバーの一掃など、
大掛かりな対応を取らないと、
変わっていかないかもしれませんね。