元祖高学歴芸人で国際派芸人のパックンさんが
日本のお笑いについて語っています。
私はパックンさんが”お笑い芸人”だったことに驚きを隠せません。
現在の活動はどちらかというとタレントの方が多いですから。
元々ハーバード大学を卒業するほどめちゃめちゃ頭の良い方ですから、
どんな意見を述べているか楽しみですね。
今回はそんなパックンさんにスポットを当てました。
元祖高学歴芸人・パックンさんのプロフィール
プロフィール
芸名・本名:パトリック・ハーラン さん
愛称:パックン さん
生年月日:1970年11月14日
出身地:アメリカ合衆国・コロラド州
最終学歴:ハーバード大学比較宗教学部
事務所:ハブ・マーシー
プロフィール等を調べてみて私がきになったのは、
パックンさん自身の学歴。
ハーバード大学って言えば世界的にもレベルが高い超有名な大学。
偏差値は70なので文句なしの高学歴芸人さんでした。
加えて日本では聞き慣れない比較宗教学部という学部。
これは一体どんな学問なんだ?と思ったほどです。
各宗教の神話、儀式、概念の類似点と相違点を相対的に比較し学んでいく学部らしいですが、
うーん。難しそうです。
日本とアメリカのお笑い・コメディの違いとは?
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現在の活躍に至るまで
輝かしい学歴の持ち主であるパックンさんですが、実はアメリカでめちゃめちゃ苦労していました。
両親が離婚しており10歳からずっと新聞配達をしてたパックンさん。
学費ローンを借りてハーバード大学へ通学していたそうです。
そこではお金持ちの同級生を目の当たりにして、
ものすごいコンプレックスを抱くときもあったぐらいだったとか。
大学卒業後は日本人の友人を訪ねて来日し、
福井県の友人宅に居候しながら英会話学校の講師で生計を立てていました。
アメリカでの生活で燃え尽きていたパックンさんは別の国で新たな生活をしたかったそうです。
その後ほどなくして上京、パックンマックンとしてお笑いデビュー。
お笑い芸人として活動しながら、徐々に高学歴を活かしてNHKの英語教育番組や
報道関係の情報番組のキャスターを務めるまでに活躍されます。
最近では相模女子大学の客員教授や東京工業大学の非常勤講師に就任しているほど、
様々な場面で大活躍するまでに至りました。
日本とアメリカのお笑いの違いって?
パックンさんが日本のお笑い界に入ったころ、
やっぱり異文化というか毛色の違いに大きく戸惑ったのだそう。
今ではお笑いの代名詞となったリアクション芸も
アメリカでは意味不明で笑いが取れないそうで、これには驚きです。
漫才も日本独特。アメリカなら一人で笑いを取るところを二人で活動している。
ここが大きく異なるのだとか。何かとても深いですね。
さらに語っていたのは日本とアメリカでのネタ制限の違い。
アメリカでは基本的にネタに制限がなく好きなことを発言できるのに対して、
日本は制限が大きすぎるそうです。さすが自由の国アメリカといえるでしょう。
アメリカのコメディアンはテレビで、
その番組の放送局やその親会社、スポンサーを含めた企業も、商品も、政治家も、
さらに芸能人をもどんどんネタにする。これが当たり前。
権力者やセレブを突き落とすのが芸人の仕事だとされているから。
体制に歯向かう芸風は健全な民主主義のためになる。愛国者こそ権威をこき下ろす!
まあ、少し大げさだけど。引用:yahoo JAPAN ニュース
確かにパックンさんの言う通り、
欧米では色んな社会情勢に対して風刺的な表現が多い気がします。
政治家など結構大モノの方に対しても刺激的な表現を見る機会も少なくありません。
それに対して日本はどうでしょうか?
日本でも表現は自由とされてますし、
欧米と同じように大モノの方をイジリ倒してもルール違反ではありません。
それでも、日本では風刺の圧倒的にネタが少ないと感じています。
理由は明白で、一線を超えたネタをしてしまうとその後の制裁が怖いからです。
俗に言う”干される”というやつですね。
自分のネタのせいで自分だけが干されるのならまだいいですが、
同じ所属事務所のタレントをテレビが使ってくれない等周りにまで迷惑をかけてしまうのが日本です。
そんな環境なので日本のお笑い芸人さんたちはネタに対して自粛し、TPOを考えて表現しています。
日本は忖度の国。体制側からの圧力は「すごい」。
そんな制約の多い中で笑いを取るのも独特なスキルとして認めるべきではないかと思う。
例えば自由形ほど速くはないが、平泳ぎや背泳ぎなど動きが制限される種目で
メダルを取る競泳選手だってすごいでしょ?体制や規範に挑戦するショッキングなネタで笑いを取る
「アメリカンスタイル」のコメディーはすごいけど、
人を傷つけない、怒らせない、平和的なお笑いを繰り広げる日本のお笑いも
すごくないとは限らない。引用:yahoo JAPAN ニュース
このコメントを見た時パックンさんの視野の広さというか教養の高さが伺えました。
文化が違うため笑いを取る方法や表現も全く異なることを踏まえた上で、
アメリカの良さ、日本の良さを認め、受け入れていく姿勢は
中々簡単にできることではないですからね。
コンビとしての活動は少なめ。不仲なの?
教養の高さが垣間見えたパックンさんですが、
ピン芸人ではなく実は「パックンマックン」というコンビで活動していました。
でも、あまり二人で活動している姿を見ていないような・・・。
一人で活動している姿が多いため、不仲で解散してしまったという噂も流れていますが、
パックンマックンさんは解散していません!!
現在でもパックンマックンとして仲良くライブ活動を行っており、決して不仲ではありません。
パックンさんがキャスター業などで目立っていますが、
ライブではパックンマックンとしてのトークで爆笑をかっさらっているそうですよ。
コンビとしてもピンとしても大活躍中のパックンさん。
アメリカ出身ですが、日本で結婚し日本に家を立てて生活をしています。
自身もアメリカに帰るつもりはないと豪語しているほど
日本を第2の故郷として位置づけているそうです。
ココまできたら、日本に帰化して本当の日本人になってしまっても良いのでは?
まとめ
いかがでしたか?
いままでとても苦労してきたパックンさんですが、
現在では日本での仕事の幅が広がって大活躍してますね。
それこそ世界を股にかける芸人さんとして。キャスターとして。
アメリカと日本の文化を経験している文化人として、
今後もいろんな舞台で活躍してほしいです。