昨今、愛知県のニュースが結構世間を賑わせています。
コロナウィルスにもかかわらず、
なぜこんなにも取り上げられるのでしょうか?
事の発端は2019年に遡りますが、
愛知県にて実施された「あいちトリエンナーレ2019」という国際芸術会。
~表現の不自由展~と名付けられていたこともあって、
普段は目にすることがない内容も、
見学できるのが特徴でしたが・・・。
どうやらこの芸術祭、
内容があまりにも過激すぎて問題になったようです。
では、なぜ今も、注目を浴びるのでしょうか?
そこには愛知県知事・大村秀章さんが絡んでいるようです。
早速見ていきましょう。
あいちトリエンナーレって?
そもそも「あいちトリエンナーレ」ってなんでしょう?
知らない人も多いかと。
ちょっと説明しますと、
3年に1度開催される、国際芸術祭のことです。
”トリエンナーレ”はイタリア語で”3年毎”を意味し、
日本のみならず、3年ごとに芸術祭が開かれることは多いのだそう。
日本では、「あいちトリエンナーレ」の他に、
「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」、
「瀬戸内国際芸術祭」などがあります。
その中でも「あいちトリエンナーレ」は、
日本国内では規模が最大で、
一つの美術館にとどまらず、市町村などの協力もあって、
商店街などで芸術作品が見られるのも特徴です。
これだけ聞くと、
なかなか良い催し物だと思うのですが・・・。
なにが問題だった?
さて、「あいちトリエンナーレ」という国際芸術祭が、
なぜここまで問題視されているのでしょうか?
2019年8月1日。
「あいちトリエンナーレ2019」が開催された日。
開催初日だけあって、多くの人が会場に訪れたそうです。
一部を紹介すると、
圧倒的に避難を浴びたのが、
「昭和天皇」に関する作品。
第2次世界対戦のような世界観の映像から、
昭和天皇の肖像を移し、燃やしていくという動画。
燃え残りの灰を踏みつける場面もありました。
結局、昭和天皇の戦争に対する責任を問う、のが、
この作品を語る上でのテーマなのでしょう。
だとすれば、芸術って一体何なのでしょうか?
まるっきり、政治に使われている作品になっていますね。
この件については、
様々な有識者の方も批判のコメントを入れています。
「表現の自由は、『公共の福祉』の制約を受けるのが通説で、
公序良俗に反する展示であれば、当然、問題がある」とし、「はじめから展示が問題になりそうだと予想しており、
”炎上商法”の手法だ」と批判。麗澤大 八木秀次教授によるコメント
「私自身も見たが、展示は明らかに日本に対するヘイトだった。
自由は崇高なものであり、民主主義社会において最も大切だ。
しかし、だからこそ節度と常識を必要とする。
今回の展示に節度と常識があったとは思えない。」ジャーナリスト 門田隆将 さんによるコメント
芸術において、表現の自由が非常に重要なのはわかります。
ただ、大多数の人々を不快な思いにさせ、
展示された作品を通じて政治的なメッセージを発信することは、
もはや芸術ではない気がします。
このような作品が他にも多数あり、
やはり、抗議も殺到しました。
そのため「あいちトリエンナーレ」は、
3日で中止にまで追いやられることになるのです。
愛知県知事・大村秀章さんはイベントの責任者
国内で最大規模の国際芸術祭であるためか、
このイベントには多額の公金が投入されています。
要は。。。我々の税金が使われているのです。
2019年の場合、愛知県が約6億円、
名古屋市が約2億円を負担。
文化庁の補助金対象事業としても採択され、
国の税金から約7800万円が投入されました。
これだけの大、大、大金を、
あのような表現の作品のために使用されたかと考えると、
そりゃ、不愉快な気分になる方も多いでしょう。
このイベントにおいて、
芸術祭実行委員会会長を務めていたのが、
あろうことか、愛知県知事・大村秀章さん。
あいちトリエンナーレの、責任者側の立場にあったわけです。
普通に考えて、
こういうイベントは作品を事前に確認してますよね?
だとすると、愛知県知事という立場にも関わらず、
この作品を展示することを許可したことになります。
ごく普通の感覚を持っていれば、
このような作品の展示を許可するはずなく、
ましてや、公金を使ってイベントを開催することもなかったでしょう。
この「あいちトリエンナーレ2019」を発端として、
表現の自由について、メディアで取り上げられる機会が増えました。
それこそ賛否両論。
ただ、世論調査を行うと、
やはり今回の表現に対しては不愉快な思いをした人が多かったのが事実です。
大村知事、批判を浴びてもしかたないですよね・・・。
ネットでの評判
ネットでの批判はそりゃ、ひどいもので・・・。
ツイッターなんかは荒れ放題です。
その一部を覗いてみましょう。
あいちトリエンナーレでの企画展「不自由展」における昭和天皇の御真影を燃やし灰を踏みつける映像展示、我が国の礎となって散った特攻隊員を「間抜けな日本人」と侮辱する展示。これらに公金支出した愛知県大村知事は許せません。
15歳の少年ですら思いを動画にしています。https://t.co/SlXDps9ZHG— 🇯🇵ほーぷ🌸真日本有志の会🌸代表代行兼執行部広報・副議長 (@_hopechan_) June 30, 2020
大村知事リコール、あいちトリエンナーレ2019とメディア
「昭和天皇に対するヘイトを示す作品群や、出征した特攻隊の若者を『間抜けな日本人』と称した作品」
こんな侮辱的な作品を日本人が不快に思うのは当たり前。
知事失格です。#大村知事のリコールを支持しますhttps://t.co/2TJAGPHXq9— 由美 (@MagnoliaAliceF) June 25, 2020
大村知事と津田大介が結託して、日本ヘイトのあいちトリエンナーレ開催などを見て分かる通り、日本を貶める側は着々と知事まで抱き込んで来ています。
その様な状況下で、保守層、愛国者、日本の国益派が啀み合って分裂していいのでしょうか?
日本を想う人達が分裂して喜ぶのは日本を貶める側 pic.twitter.com/97RjGvFkuH— 沖縄県民を想う たちあがれ沖縄 (@kaemasita003) June 24, 2020
痛烈な意見が多数見られます。
それだけ、今回の作品については、
表現の自由を通り越して、
やりすぎ、の一言に尽きるのでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
表現の自由は、確かに守られるべきもの。
それは義務教育でも習うくらい、
当たり前なものです。
しかしながら、表現の自由というのは、
日本国憲法の三大原則、「平和主義」の下で、
守られるべきもの、と筆者は思います。
誰かを貶めるような内容、
国民を批判するような内容は、
やはりいい気分にはなれませんよね。
この問題、根が深そうですが、
愛知県知事・大村秀章さんの動向にも、
注目する必要がありそうですね。